日本の最南端は東京都。都民の大半が知らない「東洋のガラパゴス」
「突然ですが、日本最南端の都道府県はどこでしょう?」こう聞かれると「沖縄」と答える方がほとんどでしょうが、実は「東京都」だということはご存知でしょうか?
日本で一番南に位置する「沖ノ鳥島」や最東端の「南鳥島」は、どちらも東京都に属する小笠原諸島の一部なのです。同じ東京都でも、都民の大半の人にとって未知の領域である小笠原諸島は、どんなところなのでしょうか?
小笠原諸島の歴史や産業、都内からのアクセスなど、気になる情報をご紹介します。これを読めば行ってみたくなること間違いなしですよ!
日本で一番若い島、小笠原諸島
東京都民のみなさん、東京には知れば知るほど面白い場所がいっぱいありますね。日本の最南端といえば北緯20度25分に位置する沖ノ鳥島で、これは東京都に属する小笠原諸島の一島です。
よく沖縄の波照間島と勘違いしている人がいますが、波照間島は人が住む島として最も南に位置する島。日本領土の一番南は沖ノ鳥島なんです。
日本の最南端が東京都であったことに驚いている人にもうひとつ。実は、日本の最東端もまた小笠原諸島の一島で、こちらは南鳥島。
なんと、日本の最南端と最東端が東京都にあるとは!?普段あくせく東京で生活していると、まるで思いも浮かばない東京都の一面です。
そんな東京都のトリビア的存在の小笠原ですが、実際に行ったことがある人は果たして都民の何パーセントくらいなんでしょうか?
東京生まれ東京育ちの東京都民でも、小笠原のことは全く知らないという人のほうが圧倒的に多いはず。小笠原に関してよく語られるところが、“東洋のガラパゴス”とか“船で24時間かかる(行ったらなかなか帰ってこれない!?)”とか“品川ナンバーが走ってる”とか、考えてみたらどれもかなり断片的な情報ばかり。
そうそう、2011年に世界自然遺産の登録を受けたことは意外と知られていると思います。とにもかくにも“知っているようで知らない”ではなく、“全然知らない”ことだらけの小笠原。
今回は、東京都小笠原村についてちょっとお話ししたいと思います。